恋人未満のルームメイト(大きな河の流れるまちで。リメイク版)
救急外来に着くと、
どうしたの?とみんなに声をかけられる。

私が咳き込んで話せないので、驚いている様子だ。

「凉子さん、とりあえず、吸入準備して、コイツ、喘息の発作だ。」
私が自分で準備すると言おうとしてまた、咳き込む。

凉子先輩に
「患者さんは大人しくして。」といわれてしまった。

点滴しながら吸入。
おきまりの治療を受ける。

だんだん息苦しいのは治まってくる。

リュウはカルテを確認しながら、
「13歳まで、年に1、2回入院してたか…」と呟く、私は頷く。

「大人になってからは記録がないけど、どうしてた?
家の近所の病院?内服だけで済んでた?」私はまた頷く。

リュウはあまり私が喋らなくていいように聞いていく。

喋ると刺激になって、咳がでるって知っているのだ。
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