恋人未満のルームメイト(大きな河の流れるまちで。リメイク版)
私は呆れて、
「リュウ、甘やかしすぎ、でしょう。」と言うと、

リュウは、
「そう?気に入らない?」と聞く。

いや、そういう事じゃなくって!


「やっと、甘やかしたいナナコを手に入れたんだから、
好きにさせといて欲しいんですけど、…」

と機嫌の悪い顔で噛みつくようにキスして来る。

困ったヤツだ。
私はどう言ったらリュウにわかってもらえるかわからない。

大人しくキスされているとリュウは不安になったのか

「気に入らないの?ナナコ?」ともう一度聞いてくる。

「気に入らないわけじゃなくって、すごく嬉しけど、
沢山プレゼントされるのに慣れてないんだと思う。
出来れば、ひとつずつ喜びたいので、
ひとつずついただけると嬉しい。」と言うと、

「わかった。」と神妙な顔をして、

「エンゲージリングは、一緒に選ぼうと思ってたけど、
今は要らないの?」

と聞いてくるので、可笑しくなって、笑ってしまう。

「それは、いただいきたいです。」

と返事をしてリュウに抱きつく。

やっぱり、私はリュウに振り回されるようになっている。
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