恋人未満のルームメイト(大きな河の流れるまちで。リメイク版)
「じゃあ、お邪魔しました」と看護部長は柳部長に声をかけ、

「上川さん、私たちは部長室でお茶にしましょう。
この2年間、ずっと待っていたのですよ」と振り向いて笑った。

私は驚いたのと、
本当に待ってもらっていたという事実に、涙が溢れてしまう。


廊下に出ると、リュウが追ってきて、

「部長、有り難うございます。
俺はきっとナナコを丸々太らせてみせます!」

と深々とお辞儀をして、去って行った。


…なんなんだ、丸々って!アイツ。


「面白いヒトに育ったわねえ」と岡野部長はおかしそうに笑い、

「でも、気持ちが温かい、良い医師になったわ。
ここで働いている人たちは、みんな、私の子供たちよ。
…もちろん、あなたもね。」

私が、声をあげて泣いてしまったのは、言うまでもない。
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