恋人未満のルームメイト(大きな河の流れるまちで。リメイク版)
「あのね。」と涼子先輩が説明を始めた。

私を復職させたかったリュウは、
看護部長に直接掛け合ったらしい。

仕事に耐えられる体に戻っていたらという条件付きになったことで、
目安としてかんがえられたのが、
BMI、体格指数と呼ばれる一般的な数値だったのだ。
私の身長が158㎝ なので、45キロなら普通に入るらしいが、
今は42キロなので、困っていたということらしい。

復職…

もう一度看護師に戻れるのだろうか?

リュウの顔を見ると、私の顔を真面目な瞳で見ている。




「仕方ないわね」といつのまに看護部長が、顔を覗かせている。
「看護部長」と私達は口々に声を出す。

部長は
「痩せ型でも看護師をしている人だっています。
けれど、あなたはもともと、うんと痩せていたわけではないし、
私は心配よ。
でも、尾崎先生が昨日言ったように、
看護師として、熱意があって、
優秀なあなたを、このまま失うのは私も残念に思う。
だから、尾崎先生にお目付け役になってもらいましょう。
いま、決めました。」

「尾崎先生、あなたは彼女が無理をしたら、止めてください。」

「上川さん、あなたは、いろいろ夢中になると、無理をしてしまうことを自覚して、
疲れたら休む事。」

私とリュウは看護部長に何度も頷いた。
< 26 / 270 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop