恋人未満のルームメイト(大きな河の流れるまちで。リメイク版)
「リュウに代わってって言ってる。今日子ちゃんの恋人」
と、いまひとつ理解できずにスマホをリュウに渡す。

リュウは動じず、スマホに耳を当てる。
「チョット言い過ぎたかもって、少し反省してる。
でも、また、挑んできたら、きっと、泣かせることになるかも…」
と、言って、笑いあっているようすだ。

「大丈夫だよ、別に俺は怒ってないよ。
おっ、着いたみたいだな、じゃ、」と電話を切った。

「ナナコ、大丈夫だ。ちゃんと動物病院とやらに着いてるぞ。
後は、あの男に任せておけ。」

とボンヤリしている私をテーブルに着かせる。

「すっかり、冷めちゃったな、レンジで温めるか、」
とリュウは独り言のようにをつぶやき、
何事もなかったように、食事に戻ったのだ。

すっかり、食欲がない私をよそに、

「ナナコの料理は、やっぱり美味いな。」と、笑いかけてくるので、

「もう、泣かせないで」

と私がチョット強い口調で言うと、
口をもぐもぐさせながら、うなずいたのだった。
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