あの日失った想い
ハルくんが私たち3人から集中攻撃されていた。



「もー!なんだよ、てめぇら!みんなしてよー!てか、郁麻!お前までどさくさに紛れて何言ってやがる!」



ちょっと前まで黙っていたハルくんが口を開くなりギャーギャー騒いでいた。



「ハル、うるせぇ」



郁麻くんが冷たく吐き捨てた。そしたら、またハルくんが騒ぎ出して…………



「ふふっ」



2人のやり取りを見ているとなぜが笑いがこぼれてしまった。



「なんだよ!由佳里まで!」



「あはは、違うのよハルくん。何か2人とも可笑しくて。」



私が言うと、仁美も連られて笑っていた。




さっき不機嫌そうだった仁美はどこに行ったのやら。

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