てるてる坊主にコロサレタ
なぜかゴミ箱からカバンを拾わないまま、奈穂実はわたしの席の隣に座ると足を組んで情けなさそうにうなだれてに首を振った。
「本当に朝からムカつくわー」
「あんなことをして大丈夫なの? 」
「どうして? 仕掛けてきたのは向こうだよ?」
それはそうなのだけれど、あっけらかんと言う奈穂実に驚いてしまう。
そんな奈穂実にクラス中が変な目を向けて、ヒソヒソとなにやら話し始めた。
きっと今の騒ぎに加えて、わたしと話していることに対してなのだと思う。
なのに奈穂実はまったく気にしていないようで。
「本当に朝からムカつくわー」
「あんなことをして大丈夫なの? 」
「どうして? 仕掛けてきたのは向こうだよ?」
それはそうなのだけれど、あっけらかんと言う奈穂実に驚いてしまう。
そんな奈穂実にクラス中が変な目を向けて、ヒソヒソとなにやら話し始めた。
きっと今の騒ぎに加えて、わたしと話していることに対してなのだと思う。
なのに奈穂実はまったく気にしていないようで。