INFATUATOシンドローム

女の子「ねぇ、意味わかってんの!?」


璃夢「君こそ、僕の話聞いてた?早く行きなって」


さっきあんなに用事があるからって早く行きたそうだったのに、行かなくて大丈夫?もしかして心配してくれてるのかな?


NY1「ほら!アソコにしようぜ!」


そう言って指さされたところは人気のなさそうな路地裏。

おぉ!アソコなら警察も来ないよね!翼が言ってたもんね。警察に関わると厄介だって


璃夢「じゃあね」


そう言ってニューヨーク2人組と路地裏に向かった。そしてドンドン奥へと進んでいった。


NY2「よっし、ここら辺でよくね?」


NY1「つーか、実はやり手っていうな」


やり手?まぁ確かに?

そう思いながら少し離れたところに買い物したものが入ったエコバッグとお財布等が入ったカバンを隅の方に置いた。


璃夢「じゃあどこからでもどうぞ!」


NY1「じゃあ俺からな?」


NY2「はぁ?ここは俺に譲れよ」


NY1「あぁ?なんでお前に譲らなきゃなんねぇの?」


えぇそんなに揉めること?ていうか何揉めてんの?


璃夢「どっちからでもいいよ。同時でも全然いいし。あっ、それか僕から行こうか?」


NY2「おっ?マジで?」


NY1「じゃあお前からな」


よーし!


璃夢「じゃあ行くよ!」


そして拳を握って……


璃夢「ほっ!」


バキッ


NY1「ヴッ……な、なんで…?」


腹にパンチ!


NY2「はぁ!?何してるわけ!?」


璃夢「えっ?何って?」

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