INFATUATOシンドローム


へっ?ど、どうして?どうしてって言われても…


璃夢「体育館から八重樫くんと2年生のナンバー3の先輩たちから逃げてきました」


嘘を言う必要はないと思って、そのままあったことを説明した。


龍虎「はぁ……そういう事じゃない。」


えっ?じゃあどういう質問?どうして『教室に行かずにここにいるんだ?』って意味だと思ったんだけど…。


龍虎「何故、














女のお前がココにいるんだ」


お、女!?嘘、なんでバレたの!?


璃夢「な、何言ってるんですか!?僕のどこが女に見えるんですか!」


龍虎「全部だな」


これを即答と言うんですよね!?迷いなく言いましたね!

確かに…顔も男の子っぽくないし髪型だって黒髪のロングだよ?身長も男の子と比べたら低いほうだし……。


璃夢「コ、ココって男子校ですよね!女がいるわけないじゃないですか!」


龍虎「だがお前は女だ」


璃夢「なっ!一体なんの根拠があって!?」


なんでそんな自信満々に……。っ、まさか私のこと知ってるの?でも私、月城先輩のこと初めて見たよ?

もしくは私のことを一方的に知っている…か…。
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