INFATUATOシンドローム
バタンッ
そんな話をしているとノックも無しにいきなりドアが開いた
大和「おいおい。一応ココは理事長室でーす!ノックぐらいしようか?」
荘司「俺はもうココの生徒じゃないんでね」
あっ!荘司さんだ!さっきまで荘司さんの話してたからビックリだ!
荘司「おぉ!璃夢!制服似合ってるじゃん!でもなんで髪長いままなの?」
璃夢「お母さんが女の子の特徴を残してほしいって言って…おかしいですか?」
荘司「いや、おかしくねぇよ?美少年に見えないこともないしな」
美少年って…それは日向くんとか胡桃先輩とかの事を言うのでは?
璃夢「それより荘司さんは何故ここに?」
一応学校って関係者以外入れないはずなんだけど…卒業生だったら入っていいとか?それはいいとして、どうして来たかだよ!
荘司「これから家で入学祝いするから迎えに来たんだよ」
え、入学祝い!?
璃夢「わざわざですか!?」
入学祝いなんてしなくていいのに!?
荘司「アイツ、かなり凹んでたからな。今日は張り切って料理作ってるよ」
【アイツ】ってお母さんの事だよね?お母さんのせいじゃないって言ったのに…
荘司「ま、そういう訳だ!アイツ待ってるから早く帰るぞ!」
大和「帰るときも気をつけてね〜」
あぁそうだった!私、八重樫くんに追いかけられてたんだった!よしっ、なるべく周りを警戒しながら帰るとしよう!
こうして入学式は無事(?)に終わり、家に帰って入学祝いをしたのだった