Underground
「これ、店長からの預かりものです」


そう言って、鞄からさっきの茶封筒を出す。

男から近ずいて来る気配は無いので、とりあえずソファの所まで歩いていき、テーブルの上に置いた。

ソファに座るつもりは無いので、ソファの背もたれから手を伸ばしてテーブルに置いた。


「それじゃ、私はこれで」

「待て」


面倒臭いなー。


「座れよ」


そう言いながら男も向かいのソファにドカッと座る。

拒否する理由も無いし、店長には届けたと連絡を入れておけば、コンビニにわざわざ戻る必要も無いかもしれない。


「……失礼ですが、年齢はお幾つですか?」


同い年なら私だけ敬語で話すのも面倒だと思って、聞いた質問だった。


男は封筒を開ける手を止めて、私を探るように見てくる。

………はぁ。面倒臭い。

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