哀しみの最果て
「今日はいい天気だね。遊園地日和だな。」


「そうね。比奈がずっと楽しみにしていたのだから、今日だけは仕事は駄目よ。」


陽子が少し不安そうな眼差しを真に向ける。


「大丈夫。今日の為に仕事は片付けといたから。それに今日は比奈と目一杯遊ぶんだもんねー!」


真はそう言いながら比奈ににっこりと微笑みかけた。


比奈も変わらずの笑みを向けて大きく頷く。
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