【完】恋愛事情
どうでもいいじゃ、済ませられない   side:裕


ぼとぼとぼとぼと…建物の軒にぶつかり、そんな音を立てている雨。


とうとう本降りになってきた雨に。
今日は、これで、相合傘でもして帰ろかな、なんて。
そんな風に思うてたのに。




部室で、吉原に声を掛けられてから、何かが胸ん中で引っ掛かっていた。


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