空の色をおしえて



「……それ以上言うな。頼む……言わないでくれ」


見た目よりも広くてたくましい肩が、かすかに震えているのが分かった。

熱い体温が伝わってくる。






「……やめて。分かってる……ずるくても、卑怯でもいい……」




秋人の息遣いが耳元をかすめ、暗闇に響く波の音と共に、わたしの心をかき乱す。



< 247 / 315 >

この作品をシェア

pagetop