ホタル


私は彼の背中に腕を回し、シャツをぎゅっと握る。


ええい、これでどうだ!



一縷くんの胸に顔を埋めて、幸せそうに微笑む。



「……っ!!」



パッと見てわかるくらいに、彼の顔は真っ赤に茹で上がった。



「一縷くん、」



「…何?」




















「……好きだよ」















「俺も…大好きだよ」
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