【完】恋のおまじないNo.2
「決めるのはゆめだから……新羽の知らない時間をあいつと共有してきたんだ。俺なりにゆっくり育んできた。だからこそ急かしたくない」



これが俺の気持ち。



今はうまく伝えられた方だと思う。



自分でも整理できていなかったけど、言葉にして初めて気づくこともあるんだな。



結局は……そうなのか。



焦ってみても、ゆめを動揺させるだけ。



いつまででもいい……俺は、待ちたいんだな。



ゆめの方から、俺を必要としてくれるのを……。



「悠長なこと言って、えーんやな。俺が……」



「もしそうなら……仕方ない。ゆめが決めたことなら……」



「カッコつけんなや。ほんまは嫌なんやろ?」



「カッコつけてるわけじゃない。けど、これが俺とゆめのあり方だから」



「へー、そうなんか」



< 251 / 282 >

この作品をシェア

pagetop