キミに捧げる愛の言葉

マネージャー




あの日から2日経った頃、日常はそう変わらない。



「そういえば、美希はバスケ部のマネージャーやらないの?」



「あー、やらないじゃなくてやれないんだよね。私に限らず皆。」




えっ!
あんなに人がいたのに1人も?




「いやー、毎度のことらしいんだけど立候補は受け付けないみたい。
立候補する人数も多いし、部員目当てでは入られても困るからね。」





私としたことが…
なんで呟いている美希は、そんなにマネージャーをやりたかったのかな。






「ま、いいけどね。」


……そうでもないみたい。







「バスケ部も大変だね。」


「んー?俺らの話してる?」


背後からの声に、心臓が飛び上がる。


「……っ!…水無月くん?」


「ありゃ、驚かせちゃった?」





< 6 / 17 >

この作品をシェア

pagetop