キミに捧げる愛の言葉
「………惚れた?」
「なっ///!ち、ちがう!」
ただ、すこしかっこいい。
バスケが好きで楽しそうな姿も、あの笑顔も、声も。
そう思っただけで____
「なーんだ!あの笑顔見せれば雪菜でもイチコロだと思ったのに。
まあ、朝陽は女子にはあんま興味なさそうだよね。昔から。」
「昔からって…あ、美希と水無月くん同じ中学?」
だから朝陽って名前呼びなのかぁ。
「中学校3年間も同じクラスだったから、4年目かな。」
美希はまあ、と続ける。
「私に彼氏もいたし友達としていい奴なのは確かだよ。」
その言葉に、胸がざわつく。
友達としてはいい奴。
________彼も、そうだった。