浅葱色の忍

土方歳三

山崎の様子に、不思議な違和感を覚えた

その正体を確かめに
夕餉後、山崎の部屋へ


「あんなに、四六時中でも居たいとか
言ってたのに… 良いのかよ…」



「え? ああ 慶喜なら信頼してるし
恵があんなに喜んでんの
久しぶりに見たさかいな」



質問の答えになってねぇよ… って
言ってやろうかと思ったが

スッキリした表情


それにも、違和感があり



「山崎」


「ん?」


「山崎… だよな?」


「は?」




自分でも変な質問した自覚はある




「副長 疲れてんちゃう?
大丈夫かいな?」



覗き込んでくる山崎を無意識に
押し倒そうと両肩に手を添えた

しかし

あっさりと転がされる



「ん?熱はないな?
なんや? まさか… そういう趣向?」



は?


ああ… 何やってんだ…




「違う なんか、山崎が大丈夫かって
考えてたら… 無意識だ 悪ぃ」


「おおきに
せやけど、副長とはお断りやで!クククッ」


「///るせぇ! 俺だって!!」



完全に笑いのツボに入ったらしく



「あははっ!副長!!
無意識って!あかんやん!!
俺、そんな可愛いらしかった?クスクス」



「可愛くねぇーよ!ばぁーか!!」




そそくさと部屋を出て

自室に戻ると、押し倒そうとしたことを
自覚して、項垂れる


山崎が、笑ってくれて良かった


もし、気まずくなったら



あぁ!!! 何やってんだ!!!





頭をぐしゃぐしゃと掻き回した




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