浅葱色の忍
「副長 四国屋が慌ただしくしてましたが
池田屋も、そこそこでした」


「そうか… 二手に分かれるには
人手が足りねえな…」


「俺も参戦します」


「いや、山崎は、伝達係だ
本命がわからねえ以上は、隊の分散がいる
1番足が早いのは、お前だろうからな」


「わかりました」 



「俺が、総司と永倉君、藤堂君を連れて
池田屋へ行こう!
あと、10名ほどでいい
残りは、歳が連れて行くと良い」


「なら、山崎はそっちにつける
本命が池田屋なら、すぐに知らせてくれ」


「はい」



「会津に応援を頼みましょう」


「そうだな
山崎、頼めるか?」



「はい 行ってきます」






「山崎君は、寝てないんじゃないか?」


「拷問の間、寝てたらしい」


「それは、凄い」



山南さんが、凄いと驚くのも無理ない

桝屋 古高の叫びは、酷いものだった


本当に寝れたのか?





とはいえ、山崎を頼るしかねえ……



















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