ヤンキーくんに溺愛された臆病ウサギちゃん
真くんの整った顔が至近距離にあってあたしの心臓は加速するばかりだ。


「わ、忘れちゃったよ……」

「ふーん。じゃあ、思い出すまでキスしてやる。」


やっぱりあたし……
真くんには敵いません。


「ぅっ……あたしも好きって言いました……」


顔を赤くして目を瞑りながらだけど、言った。


ああ……
もう、また真くんにからかわれる


「あー、もう。ヤバい。ウサギってマジずるすぎんだろ。」


真くんはあたしの顔から指を離すと
みるみる真っ赤になった。


もしかして---
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