ヤンキーくんに溺愛された臆病ウサギちゃん
真くん、あたし……やっぱり怖いよ。


だけど……


『わかってくれるよ』


そうあなたに言われて不思議と
勇気が湧いてきた。


話さなきゃ。


あたし達が選んだ話場所は多目的室。


ここが1番話も漏れなくていいと思った


引き戸を話が誰にも聞こえないようにするため、ぴっしり閉めた。


「智代子ちゃん……あたしね、真くんが好きなの。今でも……。こんなにウジウジしちゃっても、イライラさせちゃっても…あたしが好きなのは真くんなの。真くんを好きな気持ちは…誰にも負けないつもり……」


しっかりと、智代子ちゃんの
目を見て言った。
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