black×cherry ☆番外編追加しました
「もしかして咲良・・・反抗したいだけじゃない?遅い反抗期かな」

「えっ・・・」

「勝手に決められたんだって、きっとそれで反抗してるの。咲良は反抗期がなかったから・・・今になって、そういうのに憧れているんじゃないかしら。

そうじゃなければ、あんなに素敵な人のこと、こんなに嫌がらないでしょう」

「・・・そういうわけじゃ」

「咲良がね、結婚相手を自分で決めたいっていう気持ちはわかる。でもね、咲良は、男の人をきちんと見る目がないでしょう」


(・・・悠翔さんのこと・・・?)


一度だけの、過去のこと。

確かにつらい思い出だった。

迷惑をかけたし、ママの気持ちもわからないわけじゃないけれど・・・。

「もう、大丈夫だよ・・・」

「・・・どうかな。やっぱりママは心配なのよ。おばあさまも、咲良を心配してるからわざわざ縁談をもってきてくれたのよ。

うん・・・そうね・・・今はわからなくてもね、大人になったらきっとわかるわ。後になったら意味がわかるの。あの時、ママたちの言うこと聞いてよかったって、大人になったらわかると思うわ」

「・・・そんなこと」

「わかるわよ。そういうものよ。若い時はね、周りが見えていないから」

「・・・そんな」

「大丈夫。必ずよかったって思うわよ。咲良はね、ママたちの言うこと聞けば間違いなんて絶対ないわよ」

「・・・っ」
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