black×cherry ☆番外編追加しました
どのくらい経っただろうか。
涙が止まり落ち着くと、私は、黒崎さんの車で警察署まで送られた。
運転席と後部座席で、ひと言も話すことはなかったけれど、泣いて疲れ切った私には、その状況がありがたかった。
警察署に着くと、小さな部屋に通された。
茶色い長テーブルが二つ合わさった空間は、向かい合わせに6人座れる形式だ。
広さは、以前入ったことのある取り調べ室の二倍くらい。
その時の、なんともいえない暗さはなくて、明るい印象の部屋だった。
(とはいえ、また警察署に来るなんて・・・)
二度と来たくない場所だった。
なのにまた、お世話をかけて私はここに座ってる。
沈んだ気持ちで一人机を見下ろすと、軽いノック音がした後に、ドアが開き、黒崎さんが入ってきた。
「あと2、30分で本部長も来るって言うから。おまえのこととなるとほんとあの人別人だな・・・」
言いながら、私の前に、麦茶らしきものが入ったコップをひとつ置いてくれた。
私に持ってきてくれたのだろうか。
「ありがとうございます」とお礼を言うと、「ああ」と頷いてくれたので、私は早速、乾いた喉を潤した。
「おまえの母親にも連絡したけど。本部長と相談して、迎えには来ないと決めたらしい。この時間に出かけると問題あるとか言ってたな。まだ19時前だけど」
黒崎さんは、理解できない様だった。
多分普通はそうだろう。
母親という立場の大人が、時間を理由に・・・しかもまだ外は明るいくらいなのに、警察署にいる娘を迎えに来ないなど、あり得ないことだと思う。
(でもママは・・・多分、おばあさまに見つかることを気にしてるんだ・・・)
涙が止まり落ち着くと、私は、黒崎さんの車で警察署まで送られた。
運転席と後部座席で、ひと言も話すことはなかったけれど、泣いて疲れ切った私には、その状況がありがたかった。
警察署に着くと、小さな部屋に通された。
茶色い長テーブルが二つ合わさった空間は、向かい合わせに6人座れる形式だ。
広さは、以前入ったことのある取り調べ室の二倍くらい。
その時の、なんともいえない暗さはなくて、明るい印象の部屋だった。
(とはいえ、また警察署に来るなんて・・・)
二度と来たくない場所だった。
なのにまた、お世話をかけて私はここに座ってる。
沈んだ気持ちで一人机を見下ろすと、軽いノック音がした後に、ドアが開き、黒崎さんが入ってきた。
「あと2、30分で本部長も来るって言うから。おまえのこととなるとほんとあの人別人だな・・・」
言いながら、私の前に、麦茶らしきものが入ったコップをひとつ置いてくれた。
私に持ってきてくれたのだろうか。
「ありがとうございます」とお礼を言うと、「ああ」と頷いてくれたので、私は早速、乾いた喉を潤した。
「おまえの母親にも連絡したけど。本部長と相談して、迎えには来ないと決めたらしい。この時間に出かけると問題あるとか言ってたな。まだ19時前だけど」
黒崎さんは、理解できない様だった。
多分普通はそうだろう。
母親という立場の大人が、時間を理由に・・・しかもまだ外は明るいくらいなのに、警察署にいる娘を迎えに来ないなど、あり得ないことだと思う。
(でもママは・・・多分、おばあさまに見つかることを気にしてるんだ・・・)