セルトリア学園


その球体の正体が分からなくて
ジッと見つめていると女性が説明してくれた。



「それはあなたの属性を表したものです。
例えばその薄ピンク色の光を放っている球体は
回復です。」



「じゃあ、このふつーの綺麗な光は
光属性ですか?」



「はい、そうです。」


「じゃあ、この虹色は?」



私の周りには薄ピンク色と綺麗な白い光と
虹色に輝くものがった。



「それは特殊属性です。」



「へー、これって、自分の特殊属性は
どんなのかは分からないのですか?」



「今の魔学では全く分かりません。
特殊属性は自分で探すしか方法が無いのです。」



「そ、そうですか。。。」



私は神殿にいる時から特殊属性を
持っていることは数回測定した事があるので
知ってはいたがそれが何かは分かっていないのだ。



「まぁ、そういうのを分かるようにするために
この学園があるので、
気長に頑張って行きましょう。
それにしても、特殊属性を持っている人自体
希ですけど今年は
なんでこんなに多いのかしらね。」



「多いのですか?」



「えぇ、普通の以上良くて
戦闘科と巫女科合わせて3人いたら
いい年なのだけど、今年は7人もいるわ。」



「え、そんなに!?」



「えぇら中等部から上がってくるのが5人、
それでも多いと思っていたのにそれプラス2人とは。
全く、今年は大変な年ね。」



「へぇ〜、」



「さて、試験はこれで終了です。
クラス分けは入学の時に発表されるのだけど、
あなたは確実にSSクラスだから。」



「わかりました。ありがとうございました。」


「お疲れ様。」



私は一礼してテントをあとにする。
ポケットに入れていた
ブレスレットを手首に戻すと
ユイが待っているベンチへ急ぐ。

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