SecondWedding
この話しには涼と陽菜には話せないけどまだ続きがある。
◇◇◇◇◇
「誠さん瑞穂さん、今日はありがとうございました」
晩御飯を一緒に食べて
「ううん、私達も楽しかったわ。ね、誠さん」
「あぁ、恭介のコスプレが見れるなんてな」
コスプレ!?
「おい誠!コスプレとはなんだ?コスプレとは!」
ほら、怒り出したじゃない。
それに
「誠さん、恭介さんがコスプレなら私もコスプレですか?」
恭介さん『ん、ん』頷いてるし。
「い、いや、志織ちゃんは違う!断じてコスプレなんかじゃない。本当に似合ってたし綺麗だった」
フフフ…誠さんが珍しく焦ってる。
「フフフ…誠さんの負けね。あんまり兄さんをからかわないの」
瑞穂さんの方が強いのね。
私も見習わないと。
「マ、ママ…」
まぁ君と遊んでいた涼が私の膝に乗り胸に顔をつける。
「眠いのね」
いつの間にかまぁ君もすやすや眠っている。
そうね、今日はお昼寝をしてないし、いろんなことをしたから疲れたわね。
背中を擦っていると『すぅ~すぅ~』と寝息をたてている。
「寝たのか?」
「はい」
「こっちもぐっすりおやすみだ」
「じゃあ帰るか」
「そうだな」
恭介さんと誠さんはお酒を飲んでいるから運転は私と瑞穂さん。
「じゃあまたね」
「本当にありがとうございました」
涼をチャイルドシートに寝かせて家に向かって車を走らせる。