冷酷な公爵は無垢な令嬢を愛おしむ
アストン子爵家の乗っ取りを企んだ、子爵夫人と偽ティアナことアイラは、それから直ぐに捕らえられた。
領地の隠れ家にいたところを見つかったそうだ。
取調べが終わりこれから裁判に移項するそうだけれど、レイ自ら行った取調べでふたりともかなり疲弊している状態だそうだ。
その様子を見ていたものから噂が広まり、レイは今“冷酷公爵”と一部で呼ばれているらしい。
だけど……。
「ローナ、ごめん俺が悪かった」
私の目の前でしゅんとして項垂れるレイはとても冷酷公爵になんて見えない。
「もう許すって言ったでしょ? そろそろ元気になって、お願いだから」
これじゃあまるで私がレイに悪い事をして傷つけてしまったみたいだ。
「自分が許せない。また勘違いして嫉妬してローナに当たってしまうなんて」
「……いつもの事じゃない」
ぼそっと言うとレイはショックを受けてしまったようで更に暗く凹んでしまった。
仕方無いなと私はレイに手を伸ばす。
「嫉妬は私を好きでいてくれている証拠でしょ? 嫌じゃないわ」
「ローナ」
レイは縋るように私に手を伸ばしてくる。
と言っても身体の大きさから私がすっぽりと抱き締められる形になるのだけれど。
「ローナ、愛してる」
「私だってレイを愛してるわ。知ってるでしょ? 他の女性といるところに乗り込んでしまうくらいなんだから」
「ああ……あの時はごめん」
「もういいから。でももう他の女性に触れたりしないでね、私だけを見て」
嫉妬して独占欲があるのは私も同じだ。
レイを誰にも渡したくない。
そう思いながらレイの背中に腕を回してギュッと抱きしめる。
すると何かのスイッチが入ってしまったかの様に、レイが激しく私を抱き締め、声を出す間もなく唇を塞いで来た。
「んんっ!」
さっきまでしょんぼりしていたのに、今は猛獣のように私を貪っている。
こうなると私はもう何の抵抗も出来ない。
あとはただレイに翻弄されるだけ。
だけど、それも幸せに感じる。
レイの何もかもが愛しく感じる。
私は深い恋に落ちてしまったから。
END
領地の隠れ家にいたところを見つかったそうだ。
取調べが終わりこれから裁判に移項するそうだけれど、レイ自ら行った取調べでふたりともかなり疲弊している状態だそうだ。
その様子を見ていたものから噂が広まり、レイは今“冷酷公爵”と一部で呼ばれているらしい。
だけど……。
「ローナ、ごめん俺が悪かった」
私の目の前でしゅんとして項垂れるレイはとても冷酷公爵になんて見えない。
「もう許すって言ったでしょ? そろそろ元気になって、お願いだから」
これじゃあまるで私がレイに悪い事をして傷つけてしまったみたいだ。
「自分が許せない。また勘違いして嫉妬してローナに当たってしまうなんて」
「……いつもの事じゃない」
ぼそっと言うとレイはショックを受けてしまったようで更に暗く凹んでしまった。
仕方無いなと私はレイに手を伸ばす。
「嫉妬は私を好きでいてくれている証拠でしょ? 嫌じゃないわ」
「ローナ」
レイは縋るように私に手を伸ばしてくる。
と言っても身体の大きさから私がすっぽりと抱き締められる形になるのだけれど。
「ローナ、愛してる」
「私だってレイを愛してるわ。知ってるでしょ? 他の女性といるところに乗り込んでしまうくらいなんだから」
「ああ……あの時はごめん」
「もういいから。でももう他の女性に触れたりしないでね、私だけを見て」
嫉妬して独占欲があるのは私も同じだ。
レイを誰にも渡したくない。
そう思いながらレイの背中に腕を回してギュッと抱きしめる。
すると何かのスイッチが入ってしまったかの様に、レイが激しく私を抱き締め、声を出す間もなく唇を塞いで来た。
「んんっ!」
さっきまでしょんぼりしていたのに、今は猛獣のように私を貪っている。
こうなると私はもう何の抵抗も出来ない。
あとはただレイに翻弄されるだけ。
だけど、それも幸せに感じる。
レイの何もかもが愛しく感じる。
私は深い恋に落ちてしまったから。
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