暗い星空の少年
すたすた移動して席につくと、適当に教科書を開いた。
別に勉強するんじゃない…友達と話すなんてことはしないから何もすることがなく、ただ教科書を開いては適当なとこに目を落とすだけだった。

大体、僕の休み時間というのはこういうもので楽しくお喋りするものではない。

うるさい教室の音を聞きながらぼーっとしてると先生が入ってきた。
そして挨拶を済ますと…今日の単元について授業を始めだした。
ノートを広げてとりあえず聞いてるふりをしながら写しているとまた眠気に襲われそうになる。

そういえば…あの星降 結叶ってやつ何者なんだろう…
確かあの夢は僕の心象世界とか言ってたけど、心象世界ってなんだろ?

それにこれからも会うことになるって…夢にしてはやけに意識がはっきりしてたと言うかリアルだったな…

さっきの夢のことを考えていると僕の頭の中の思考は止まらず気付けば授業は終わっていた。
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