きっと、君に恋をする。
お父さんの小さな嗚咽が聞こえてくる度に、胸が苦しくなって気付かれないように二階の部屋に駆け上がった。
『…っ…うぅ……っ』
布団にくるまって、枕に顔を押し付ける。
泣いたらお父さんもお母さんももっと悲しんでしまうような気がして、必死に我慢した。
『おか、さん…おかぁ、さん……っ』
暖かくて、優しくて、綺麗なお母さんが大好きだった。
幸せな家庭で、お母さんとお父さんの子供でよかったと、何度も思っていた。
なのに、どうしてこんなに急にお別れしなくてはいけないの。