きっと、君に恋をする。
栞は、救急車の中で息を引き取った。
忘れることなんて出来ない。
いつも鮮明に思い出す。
栞の笑顔も。
泣き顔も。
拗ねた顔も、怒った顔も、嬉しそうな顔も全部。
ムカつくほど青い空の下で、涙を流して微笑んだ…最期の顔も。
いつだってあの子は私の隣にいて笑っていたのに、
私はあの子にあんなことを言わせるまで、自分で命を絶ってしまうまでに追い詰めていた。
『…栞、ごめんね』
屋上で親友の面影を探しながら泣いても、あの子はもう私の名前を呼ぶことはなくて。
私の隣に駆けてくることも、二度となかった。