東京恋愛専科~または恋は言ってみりゃボディブロー~
杉浦さんは一瞬だけ驚いた顔をすると、
「はい、ありがとうございました!」

梅里専務に向かって返事をすると、頭を下げた。

「ちよみ」

梅里専務がちよみさんの名前を呼んだ。

「はい」

ちよみさんが返事をしたことを確認すると、
「お前が私に反抗したのは、これが初めてだな」
と、梅里専務が言った。

「そ、そうですね…」

ちよみさんが呟くように返事をすると、
「今の今まで従順だった君を変えてくれたのは、彼なんだな。

その彼と一緒になって、幸せになりなさい」

梅里専務が続けて言った。

「はい!

パパ、ありがとう!」

ちよみさんは笑顔を見せて返事をすると、梅里専務に頭を下げたのだった。

よかった…。

丸く収まったその展開にホッと胸をなで下ろしたら、
「よかったですね」

副社長が小さな声で私に話しかけてきた。
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