お前は俺が守る
頬を赤らめながら嬉しそうに呟く夏鈴ちゃん。

「これ、夢?!」

いや、いや、私に聞かれても...私も今起きてることが理解出来ないんだから。

「自己紹介してくれるか?」

「...はい」

「ぎゃー!!!!声までイケメン❤」


クラス中のあらゆるとこから叫ぶ声が響き渡る。

「1回静まれ!」

先生の一言でクラスがシーンと静まり返った。
すごっ、、

「じゃあ、お願いしていいかな?」
「はい」

担任の先生が転校生に話しかける。
その光景を見て、今起きていることに現実味を帯びてきた。

みんな転校生が話すのを今か今かと息を殺して待っている。

「えー矢野遼って言います。家の事情で東京からこっちに来ました。よろしくお願いします。」

ぺこりと頭を下げる。
顔を上げてからニコッと笑った。
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