蒼姫様は、守られません!!② ~完~
「せーかい!」



楽しそうに笑った奏音さんはスタスタと歩いて奏翔の肩に手を置いた

奏翔はそれを振り払うと奏音さんを睨んだ




「やめろ、姉貴。うざい」

「Pardon?」

「うざい」

「Shut Up♡」

「なんなんだよ...」



あぁ、そういえば奏音さんも留学してるんだっけ?

羚くんと一緒に一時帰国してきたのかな?


それにしても...

うざい→なんて?→うざい→黙れ♡→なんなんだよ

仲良いなー


急に姉弟喧嘩繰り広げられるみんなは迷惑かもだけど

まあ、いつも私と羚くん喧嘩してるし?

慣れっこでしょ


そう思って周りを見たら案の定、個人プレーだった




奏翔は奏音さんと対峙してるし

優は呆れてるし

立騎はただ見てるだけだし

瞬矢は余興として楽しむ気満々だし

雛乃は気にしながら下っ端と遊んでるし






「ねえ、奏翔ー。帰っていい?」

「この状況に俺を置いてくのか」

「yes」

「ちょいちょい英語挟むのやめろ」

「あはは」






後退しながら乾いた笑いを零す

私がくるりと身を翻すと、幹部以上が倉庫から脱走

そのまま、みんな解散した




.....奏翔がどうなったかは知らない
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