蒼姫様は、守られません!!② ~完~
「改めて家族紹介でもしようか」

「そうね」



羚くんが使用人に持ってこさせた二人掛けのソファで

私は羚くんに捕まっていた

そんな私を気にする立騎と

気にせず家族紹介を始めようとする両親

かく言う私も気にしなかった



「まずは僕からいこうか。

藍月 裕。

藍月財閥社長兼藍月組長を務めている」

「母さんとは今でもラブラブ」

「私達が家出た理由の9割がそれ」



お父さんの言葉に羚くんと私で補足する

...蛇足とも言う



「藍月 麗夏。

知っての通りあなた達の高校、壱西高校理事長を務めてるわ」

「よく会議を抜け出します」

「学校をふらふらしてること多め」



今回は椿さんと羚くん

椿さんそんなこと言って大丈夫...じゃなかったね



「藍月 羚!

T大医学部卒業後、海外留学してる」

「これでも医師免許持ち」

「ガチのシスコン」

「でも彼女も大好き」

「その彼女は奏翔くんのお姉さんですね」



今回は私、お父さん、お母さん、椿さんと全員が言った

羚くんが顔を赤くしてたりしたのはここで言うまでもなく
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