キャンディ☆

林檎の想い

「あいつ電話切りやがった・・・」
ロビンは失笑していた。

「まぁ、あの子ったら。
 こんな日なのに・・・」

「まぁ、来るだろ!」
ロビンは半分、呆れながらそう言った。

「・・・そんなのわかんないじゃん」
俺は納得できず、ボソっとぼやいた。


ロビンと澪はまた顔を見合わせて
笑った。

「今日は来なかったりして」
と澪が言うと・・・

「あいつならあり得るな」
とロビンが言う。

2人はまた笑った。


「意味がわからん」
自分だけ置いてけぼりなことに
だんだんいじけてきた。


澪が仕方ないって感じで言った。

「林檎ちゃんなら必ず来るわよ」
そう微笑んだ。

「なんでそんなこと言えるんだ?」
俺は反抗してみた。
そんな来る保障なんてない。
そう、思ってたから。

「だって、3年の間、毎日来てるんだから」
澪は静かに言った。
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