キャンディ☆
「圭さん、退院したら携帯見に
 行きませんか?

 私も機種変しようかな?!」

「そうだね、早く歩けるように
 ならなきゃね」

「さぁ、ちょっと寝たほうが
 いいんじゃないですか?

 疲れちゃったでしょ?」

私はそう言って彼の手に触れた。


彼は無言で私を見つめた。
真剣な目で・・・

その目がまぶしくて・・・
ずっと見つめたくて・・・

大好きで。


「もう少しいてくれないか?」
彼がそう言った。

私はうなずいた。
本当は私もずっとここにいたいから。
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