1周年記念のペアリング
彼とのデート。  私達はいつも地元とは少し離れた所で待ち合わせる。
彼の生徒や保護者の目を気にしてのこと。
食事をしながら、私は彼の指へ視線を向ける。
・・・今日も、彼の指には指輪が無い。
「家庭訪問の季節だね。」
私は言う。  この前見かけたよ?・・・そう続けようと思った。
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