私たち政略結婚しました!~クールな社長と甘い生活~
「そんなに怖がらないでね。私、あなたに危害を与えるつもりはないから。

今日ここまで来てもらったのはね。
体がきつくなってきて、外で会うのが億劫になったせいなの」

「そうですか」

「かといって、こんな話、電話じゃできないし。だから、来てもらったのよ。

ごめんなさいね。勝手なお願いして。
実はね、あなたから高陽さんに伝えて欲しいことがあるの」

いちいち、私に微笑んでから話しかける。

私は、彼女の態度にもイラついていた。

自信たっぷりで、自分の方が上なのよと言う顔をしている。

だから、少し突き放した言い方になった。

「高陽さんに、直接伝えればいいんじゃないでしょうか?」

「それだとダメなのよねえ。
彼、話をしても、全然親身になってくれなくて。早くしてもらえないと、子供も生まれてきちゃうし。

どうしても、奥さんである、
あなたから伝えて欲しかったの。
そうすれば、高陽さんも無視できないでしょう?」
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