私たち政略結婚しました!~クールな社長と甘い生活~
高陽さんと結婚したのは私だけど。
彼の心を占めているのはこの人かもしれない。
居ても立っても居られない。
すぐにでも、高陽さんに確かめたい。
確かめたいのに、
体は全く逆の反応をしている。
高陽さんに聞いてどうするのだろう。
彼に、君との結婚は形だけだって、
言われたらどうしたらいいのだろう。
どうしたら、いい?
頭が真っ白になる。
それからのことは、
よく覚えていなかった。
彼女に何を言って、部屋を後にしたのか。
智也の顔を見た時、何と言ったのか。
マンションを出たら、
智也が声を掛けて来て、どうにか家に帰ったらしい。
音も聞こえなくなって、気が付いたら布団の上で寝かされていた。