「Love logic」だから僕は、誰も好きにはならない。

この、伸ばした先にある手を……


「聖哉さん……」

玲奈が、僕の手を握る。

指を間に差し込んで、握り締める。

「あったかい……温もりを感じる」

抱いて、口づけて、求め合う。

これが、愛ならば、

すぐには切り替えができなくても、

変わっていく想いも、自分の中で受け入れていけるのかもしれないと、今はそう思えていた……。


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