「Love logic」だから僕は、誰も好きにはならない。
僕が、本当はどうしたいのかなどわからない。
実際、どうしたいとも思ってはいないし、考えてもいないのかもしれない。
ただ、誰かを好きになっては別れることが、徒労のようにしか、僕には感じられない。
……僕には、愛が感じられないと、
何度言われたか、知れない。
……刹那の愛に酔いしれることが、そんなにも大切なのなら、教えてほしい。
誰も、僕を責め立てるだけで、愛情の大切さなど、教えてはくれなかった……誰も。母親さえも……。