それはバーの片隅で

 バーで話したすべてのことが一気に思い出される。

「会社でずっと気になってたんです」
「いつも笑顔でがんばってて、すごいって思ってて」
「初めてここで会った日も、接待の話きいてて」
「だから、オレ……」

 やさしくて、だけど切なそうな。
 会社では見せない篠原くんの表情と声に、ドキドキが止まらなくなった。


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