*愛。*―あなたがくれたモノ―



「とか言って本当は行ってるんぢゃね―の?」



「行ってないってば!大体平日も休日もいつも達耶と居るぢゃん!」



「…なら、いいけど。」



達耶は私を勘ぐるようになった。


メールも電話も


達耶の許可無しでは見られない。



最近は、



「俺と居る時に他の奴と喋んな。」



とも言うようになってきた。




例えソレが女友達でも変わらない。




私の自由は達耶によってどんどん奪われていった…。



唯ともあんまり喋れてない…。



メールもあまり返せないし…。



けど…、

唯はいつめ私を気遣うメールをくれる。



私は唯のメールがあるから、今までやって来れたんだと思う。





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