『誰にも言うなよ?』
し……しまったぁ!!!
優等生キャラが崩れてしまっていた。
「先生ほどじゃ、ない……です」
この、猫かぶり教師め。
「そんなに冗舌に話せるなら、授業中もそんな風に話してください。ちゃんと聞こえるように」
「俺に命令するな、仔犬」
「……っ!」
む、ムカつく……!!
誰が仔犬だ、誰が。
「だけど——こっちの方が好きだな、俺」
「はぁ?」
「そうやって自然にしてる方が可愛いよ、木乃」
頭を傾けて、ニヤリと笑う先生。