なんかタイムスリップしちゃった姉弟が、新撰組とわちゃわちゃするお話2


その後すぐに総司は出発し、翌朝帰ってきた。


ーーーーー山南さんを引き連れて。



置き手紙に書かれていた場所に本当にいて、簡単に捕まえられたらしい。



捕まえられ、縛られて身動きができない状況にもかかわらず、山南さんはどこか清々しい顔をしていた。

それは決意を固めた1人の男の姿だった。





土方は、捕まえられた彼に言った。


土方「・・・昔からの仲間だとしても、隊規を破ったものは罰を下す。」

山南「ええ、知ってますよ?」

土方「・・・・。」

土方は、その返答に黙り込んだ。

顔には出さないものの、目には困惑や、失望などの感情が渦巻いているのが見える。
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