fantasista





「それなら俺が……」



急に話に入ってくる大迫さんに、



「あんたは黙ってて!」



ぴしゃりと言う舞さん。

そして、大迫さんと舞さんは言い合いになる。

そんな二人をぼんやり見ながら思った。





このまま、戸崎に嫉妬ばかりしていてはいけない。

舞さんの言う通り、一回裏切ってやればすっきりするかもしれない。





あたしは震える手で、竹中君へメールを送信した。



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