fantasista
あぁ……だめだ。
まだ何も始まっていないのに、こんなにも身体が熱いなんて。
胸が戸崎でいっぱいになるなんて。
戸崎はあたしを胡座の上に座らせて、髪を乾かしてくれる。
その大きな手に撫でられて、全身に鳥肌が立った。
「くすぐったいよ」
身を捩らせるあたしを抱きしめて……
甘い甘いキスを交わす。
身体の奥底が疼き、戸崎を待っているのが分かる。
もう、何も怖くない。
あたしはただ、戸崎のものになりたい。