ヤンキー彼氏上等!-アタシのワケあり恋愛-






すると、そんなアタシにナオは少し呆れながら…



だけど強く抱きしめながら、アタシの耳の近くに声を発した。



「ホント、バカかもな。」


「ふぇ…?」



いつものように出てしまう、マヌケな声。



だけど、今はそんなの気にしてられないよ…。



「好きな女。こんなに泣かして…俺って本当にバカかもな。」



ナオの息が、耳に当たって少しくすぐったい。






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