溺愛CEOといきなり新婚生活!?
《今、永井社長と一緒?》
「うん」
《永井社長が花澄に惚れてしまう前に、俺たちの未来を決めようと思ってね》
雅哉さんとの未来……。まだサンプリングマリッジが始まって二ヶ月も経っていないけれど、彼なりに考えてくれているようだ。
私が望む彼との恋の結末を、今度会う時に聞かせてくれるのかもしれない。
《花澄の都合もあると思うから、次の金曜かその次の土曜に会おう》
「分かりました。また予定を見て連絡しますね」
通話を終えると、永井さんはコーヒーカップをキッチンへ下げた。
気を使わなくていいと、彼は普通にしてくれていたのかもしれないけれど、彼の想いを聞かされている私はなんとなく気まずい。