一夜の。


そんなの嫌だ。
というか無理だ。

だって有馬ちゃんは知ってるはずでしょ?


この男の指にはリングがついている。


不倫なんて。


有馬ちゃんは幸せになれるはずがない。


この片岡という男に

イラつきという感情が湧く。


そこから俺の身体は自然と有馬ちゃんへと

駆け出していた。



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